紙の保険証いつまで使える?2026年3月末で完全終了 マイナ保険証と資格確認書の違い

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日本の医療制度において長年利用されてきた紙やプラスチックの健康保険証が、いよいよ完全に使えなくなります。

政府は医療DXの推進を目的に、マイナンバーカードを健康保険証として利用する「マイナ保険証」への移行を進めてきました。

その結果、従来の健康保険証はすでに新規発行が停止されています。

さらに2026年3月末をもって、期限切れの保険証でも受診できた暫定措置が終了することになりました。

これにより、従来の保険証は実質的に完全終了となります。

医療機関の窓口で紙の保険証を提示するという従来のスタイルは、制度として完全に姿を消すことになります。


健康保険証はいつまで使えた?制度移行のスケジュール

健康保険証の廃止は段階的に進められてきました。

まず、厚生労働省は2024年12月2日から新しい健康保険証の発行を停止しました。

その後、加入している保険制度ごとに有効期限が設定されていました。

主なスケジュールは次の通りです。

国民健康保険
後期高齢者医療制度

これらの保険証は2025年7月末で有効期限を迎えました。

一方、会社員や公務員などが加入する

健康保険組合
協会けんぽ
共済組合

などの被用者保険は、2025年12月1日で保険証の有効期限が終了しています。

ただし期限切れ後も、

・期限に気付かず持参した
資格確認書資格情報のお知らせを間違えた

といったケースに対応するため、2026年3月末までの暫定措置が取られていました。

この措置によって、窓口では従来の保険証でも自己負担割合での受診が可能でした。

しかしこの措置も2026年3月末で終了します。


マイナ保険証とは?今後の医療受診の基本になる仕組み

今後、医療機関での受診の基本となるのが

「マイナ保険証」です。

これはマイナンバーカードを健康保険証として利用する仕組みで、医療機関のカードリーダーで読み取ることで本人確認や保険資格の確認が行われます。

この仕組みの導入にはいくつかのメリットがあります。

例えば

・過去の薬剤情報の共有
・医療費の高額療養費制度の自動適用
・受付のデジタル化

などが挙げられています。

利用するには

1 マイナンバーカードを取得
2 健康保険証としての利用登録

の2つの手続きが必要です。

利用登録は

・医療機関のカードリーダー
マイナポータル

などから簡単に行うことができます。

政府はマイナ保険証を基本とする医療制度への移行を進めており、今後はこの仕組みが主流になっていく見通しです。


マイナ保険証がない人は「資格確認書」で受診可能

ただし、すべての人がすぐにマイナ保険証を利用できるわけではありません。

例えば

・マイナンバーカードを持っていない
・保険証としての利用登録をしていない

といった人もいます。

そのため、各保険者は代替手段として

「資格確認書」

を発行しています。

この資格確認書を医療機関で提示すれば、従来の保険証と同じように保険診療を受けることが可能です。

資格確認書の有効期限は

最長5年以内

とされており、期限が近づくと自動更新されます。

つまり

・マイナ保険証
・資格確認書

この2つが、今後の医療受診の基本になります。


マイナ保険証の利用率はまだ半数以下 紙の保険証を望む声も

制度は移行していますが、実際の利用状況を見ると、まだ完全に定着しているとは言えません。

デジタルマーケティング会社
株式会社バリューファーストが運営する

「みんなの声研究Lab」

が行ったアンケートでは、興味深い結果が出ています。

20代以上の男女400人を対象に調査したところ、

「健康保険証が廃止されることを知っているか」

という質問には

85.75%が「知っている」

と回答しました。

制度の認知度はかなり高いことが分かります。

しかし実際の利用状況を見ると

マイナ保険証を利用したことがある人は45.75%

と、半数以下でした。

さらに

「マイナンバーカードは持っているが保険証として使っていない」
39%

という結果も出ています。

つまり

・カードは持っている
・でも医療機関では使っていない

という人がかなり多いことが分かります。

また、制度に対する意見を聞いたところ

「健康保険証は残すべき」
222人

という回答が最も多くなりました。

一方で

「廃止に賛成」
125人

と、賛成派は約3割にとどまっています。

さらに心配な点として多く挙げられたのが

個人情報の流出やセキュリティ

でした。

ただし

「特に心配はない」

と答えた人も約半数おり、国民の意識はまだ分かれている状況です。


【まとめ】医療受診前に自分の保険証の状態を確認しておこう

2026年3月末をもって、紙の健康保険証の暫定利用措置が終了します。

今後の受診方法は

マイナ保険証
資格確認書

のいずれかになります。

特に

・マイナンバーカードを持っていない
・利用登録をしていない

という人は、事前に対応しておくことが重要です。

医療機関でのトラブルを避けるためにも、

自分が

・マイナ保険証を使えるのか
・資格確認書が届いているのか

を確認しておくと安心です。

健康保険証という長年の仕組みが大きく変わる今、
医療制度のデジタル化は新しい段階に入っています。

今後、マイナ保険証の利用率がどこまで伸びるのかにも注目が集まりそうです。

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