野球の世界大会 第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC) の準々決勝が、アメリカ・マイアミで行われました。
C組1位で無敗通過した日本代表「侍ジャパン」 は、D組2位のベネズエラ代表 と対戦しましたが、最終スコア 5―8 で敗れ、連覇の夢は準々決勝で途絶える結果となりました。
これまで日本はWBCにおいて安定した成績を残してきました。
しかし、準々決勝での敗退は今回が大会史上初 となります。
過去の大会では常にベスト4以上に進出しており、今回の結果はファンにとっても衝撃的なものとなりました。
日本は今回、大谷翔平(ドジャース) をはじめとする 過去最多8人のメジャーリーガー を擁して大会に臨み、2大会連続優勝が期待されていました。
しかし、強打のベネズエラ打線に逆転を許し、4強入りを逃す悔しい結果となりました。
準決勝には
ベネズエラ、ドミニカ共和国、アメリカ、イタリア の4チームが進出。
決勝戦は日本時間 3月17日 に予定されています。
試合は初回から激しい打撃戦 アクーニャと大谷のホームラン競演
試合は初回から劇的な展開となりました。
ベネズエラは1回表、
ロナルド・アクーニャJr. が先頭打者ホームランを放ち、いきなり日本から先制点を奪います。
しかし、その裏にすぐさま主役が登場します。
打席に入ったのは 侍ジャパンのキャプテン・大谷翔平。
相手投手 R・スアレス の低めのスライダーを完璧に捉え、
打球は 427フィート(約130メートル) の特大ホームランとなり、センタースタンドへ一直線に飛び込みました。
この一撃で試合は 1―1の同点。
ベンチに戻った大谷は、侍ジャパンの名物パフォーマンスとなっている 「お茶たてポーズ」 を披露。
会場の日本ファンからも大きな歓声が上がりました。
WBCらしい世界最高レベルのスター対決となり、
アクーニャ vs 大谷 のホームラン競演は試合序盤の大きな見どころとなりました。
森下翔太の3ランで日本が逆転 試合の主導権を握る
日本が試合の主導権を握ったのは3回でした。
この回、大谷翔平 は一死二塁の場面で打席に入ると、ベネズエラベンチは勝負を避け 申告敬遠 を選択します。
一死一・二塁のチャンスで打席に入ったのが
阪神タイガースの森下翔太 でした。
森下は甘く入った球を完璧に捉え、
打球はレフトスタンドへ一直線。
値千金の3ランホームラン が飛び出し、
日本は 4―2 と逆転に成功しました。
この時点では、日本が試合の流れを完全につかんだかのように見えました。
先発の 山本由伸 も安定した投球を見せており、日本のベスト4進出は濃厚と思われました。
しかし、ここから試合は大きく動くことになります。
6回に試合が一変 アブレイユの3ランでベネズエラ逆転
試合のターニングポイントとなったのは 6回 でした。
ベネズエラ打線が粘りを見せ、ランナーをためると、
打席に入ったのは ホセ・アブレイユ。
アブレイユは甘く入った球を強振し、
打球はスタンドへ飛び込む 逆転3ランホームラン。
これで試合は一気に 5―4 とベネズエラが逆転しました。
その後もベネズエラ打線の勢いは止まらず、
追加点を奪われ、日本は 8失点 を喫します。
一方、日本打線は終盤にチャンスを作りながらも決定打が出ず、
試合は 8―5 でベネズエラが勝利しました。
試合後、侍ジャパンの井端弘和監督 は
「ベネズエラは非常に粘り強いチームだった。
次回大会で必ずリベンジしたい」
とコメントし、悔しさをにじませました。
大谷翔平は大会打率.555 世界に存在感を示す
チームは敗れたものの、
大会を通じて圧倒的な存在感を放ったのが 大谷翔平 でした。
大谷は1次ラウンドで
- 3試合出場
- 13打席5安打
- 打率 .555
- 本塁打3本
という驚異的な成績を記録。
準々決勝でも初回にホームランを放ち、
日本の流れを取り戻す一打を見せました。
ただし、その後の打席では
- 三振
- 三振
- 遊飛
と抑えられ、最後の打者として試合終了を迎えます。
9回2死、最後の打席。
160km近い速球 をファウルで粘りましたが、
最後は内野フライに打ち取られました。
球場には大きなため息が広がり、
侍ジャパンの大会はここで幕を閉じました。
侍ジャパンの新たな課題と次回大会への期待
今回の大会は、日本にとって大きな収穫と課題を残す大会となりました。
収穫としては
- メジャーリーガー8人が集結した史上最強クラスの代表
- 森下翔太など若手の活躍
- 大谷翔平の圧倒的パフォーマンス
が挙げられます。
一方で課題としては
- 強力打線への投手対応
- 終盤の試合運び
- 世界トップクラスとの接戦での勝負強さ
などが浮き彫りになりました。
WBCは世界中のスター選手が集まる野球最高峰の大会です。
今回敗れたとはいえ、日本は依然として世界トップクラスの実力を持つチームであることに変わりはありません。
侍ジャパンが次回大会で再び世界一を奪還できるのか。
野球ファンの視線は、すでに次のWBCへと向けられています。


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